切妻の屋根の両端(けらば部位)に使用されている瓦を袖瓦と呼びます。
大棟から見て左端の瓦を左袖瓦、右端の瓦を右袖瓦と呼びます。
袖瓦と桟瓦との違いは、袖瓦には袖垂れが設けられています。
袖瓦は風雨の影響を受けやすいので、袖瓦には瓦を固定する為に番線が取り付けられているのが一般的です。
袖瓦を点検する際は、下記のポイントに注意してみて下さい。
- 袖瓦の緊結(番線や野地板との固定方法や固定状況)
- 上下の袖瓦との隙間
- 下から見上げた場合の袖瓦と破風板の隙間(葺き土の流出)
- 桟瓦との連結状態
- 袖瓦の欠損や損傷状況