住宅に侵入する害虫や害獣を放置しておくと、建物に対して様々な弊害が発生する可能性があります。
外壁や屋根を塗装する際には害獣の侵入調査を行って下さい。
もし害獣や害鳥が小屋裏や床下などに営巣している場合には、害獣の駆除や巣の撤去は勿論のこと、侵入している経路を突き止めて遮断工事を施す必要があります。
足場がないと侵入経路の遮断工事が難しい場合もありますので、外壁や屋根の塗装をされるタイミングに一緒に行うようにして下さい。
注意が必要なのは、勝手に駆除(殺処分)してはいけない生き物もいるという事と、害獣の反撃に気を付けるという事です。
小屋裏で不審な音や天井に滲みなどが発生した場合は、弊社までお気軽に御相談下さい。屋根の上には害獣の侵入を手助けするものがあったり、糞尿や足跡など害獣を特定する事が出来るものがあったりします。
また建物内への侵入経路を把握する事で、害獣の侵入を未然に防ぐことにも繋がります。 屋根瓦や雨樋などに害獣の足跡や糞を発見したら、建物内への浸入を疑って下さい。注意が必要なのは、勝手に駆除(殺処分)してはいけない生き物もいるという事と、害獣の反撃に気を付けるという事です。
床下で不審な音や天井に滲みなどが発生した場合は、弊社までお気軽に御相談下さい。コウモリ(イエコウモリ)は鳥獣保護法の対象動物なので、小屋裏に住み着いていても勝手に駆除(殺処分)してはいけません。
コウモリが小屋裏やシャッターや戸袋に住み着いてしまった場合には、コウモリを追い出した後に侵入口を遮断してしまうのが一般的な対策です。
コウモリの糞の特徴としては、昆虫の羽や脚が混じっている場合があったり糞がパサパサしている点です。
コウモリの糞の色や形としては、細長く真っ黒いのが特徴です。間違えやすいクマネズミの糞は少し湿り気があり茶色をしています。
またコウモリは小屋裏に住み着いても、糞は建物の外にすることが多いので発見しやすいです。
ゴキブリの場合は問題ありませんが、コウモリの場合は鳥獣保護法の関係で勝手には駆除できないので、家から追い出すしか手立てがありません。
コウモリはハーブ系の「ハッカ油」の臭いを嫌がります。そこで、コウモリを追い出すには、コウモリが嫌がるハッカ油が含まれる忌避剤を散布するのが一番簡単な追い出し方法です。ネズミもコウモリと同様にハッカ油の臭いを嫌がる性質があるので、屋根裏などに小さな糞があれば、ハッカ油が含まれる忌避剤を散布しておくと効果的です。
他にも、ネズミやコウモリが嫌がる超音波やセンサーライトを設置して音や光で、ネズミやコウモリを追い払う方法などがあります。
住宅にある蜂の巣は必ずしも危険なものばかりではありませんが、細菌やウイルスの侵入や繁殖に繋がる場合もあります。
攻撃性は低いが泥蜂のエサが病原菌やウイルスを媒介する可能性もあるので、巣を発見したら撤去しておいた方が安心です。
泥蜂の巣を発見したら、お気軽に弊社まで御相談下さい。
ミツバチの特徴としては、下記のような点が挙げられます。
ミツバチが害虫になるというより、ミツバチの蜜が害獣や害虫を誘き寄せてしまうことが多くあります。
大きな被害を招かない為にも、早期の駆除や撤去を考えて下さい。
足長蜂は比較的おとなしい習性を持っているので、普段は人を襲う事はありません。
しかし足長蜂もスズメバチ科の蜂なので、巣が攻撃されたり巣作りを邪魔されたりすると襲われる可能性もあります。
足長蜂の巣を発見した場合は、なるべく早く対策を取りましょう。
スズメバチは攻撃性も高く人を襲う可能性も高いので、スズメバチの巣を見かけたら早急に撤去しないと刺される危険性があります。
小屋裏に存在する鳥の巣は直接的な被害だけではなく、間接的な被害も及ぼします。
鳥類の糞や巣からは細菌やウイルスは発生する場合もありますし、害虫のエサになってしまう可能性も出てきてしまいます。
小屋裏で鳥の巣を発見した場合は、早急に害獣を追い出し巣を撤去して侵入経路を塞ぎ清掃や消毒が必要です。
ハクビシンの特徴としては、非常に木登りが得意で電線や雨樋を伝って容易に住宅に侵入出来てしまいます。
エサは木の実や果実などしか食べないので、あまり臭くありません。
糞の特徴としては、植物の種が混じっていたり溜め糞(同じ場所に糞をする)するので、イタチの糞とは区別できます。
糞の色や形は丸みを帯びていて細長い(5~15㎝)のが特徴です。
小屋裏で気になる音や臭いを感じた場合は、弊社まで御相談下さい。
イタチのメスは鳥獣保護法で捕獲や駆除が禁止されています。
小屋裏に住み着いた場合には、イタチを追い出したあとに侵入経路を遮断してしまうのが一般的な対策です。
しかしイタチはゴルフボール大の大きさがあれば侵入出来るので、侵入経路を塞ぐことはかなり困難です。
イタチの糞の特徴としては、ものすごく臭くて水気がある。
糞の色や形は細長く茶色~黒色をしています。
小屋裏で気になる音や臭いを感じた場合は、弊社まで御相談下さい。
日本(本土)に生息するヘビは8種類しか存在しません。
全長80~150㎝
背中に4本の黒い線がある。(全身が黒いシマヘビも存在する/別名カラスヘビ)
目が赤い(白目の部分)
全長100~200㎝
捕まえると臭いを放つ
昼行性でネズミなどを捕食する。
全長70~100㎝
体色は赤みがかった茶褐色。
頸部にくびれが無い
体長は30~60㎝
体色は褐色
鱗の表面は虹色をしている。
殆ど地中(落ち葉や倒木の下)で生活している(熱や乾燥に弱い)
全長35~70㎝
体色は淡褐色
全身に黒い横縞が入り、まだら模様に見える。
夜行性で個体数も少なく、滅多に見かける事はない。
全長40~60㎝
体色は淡褐色や褐色。
水辺に生息する。
全長70~150㎝
毒は出血毒で痛みや腫れは強くないが、脳内出血や腎機能障害を引き起こす可能性がある。
全長45~70㎝
淡褐色で銭形模様
太くて短い体型
毒は出血毒で激痛が起こり腫れも酷く内出血が起こる。
色素変異で黒くなったヘビ
シマヘビやヤマカガシに多いがマムシにも存在する。
メラニン色素が欠乏したヘビ
アオダイショウに多いが、マムシにも存在するので注意が必要です。
白蟻は木材を食用としている為、木造住宅にとっては天敵の様な存在ですが、白蟻自体は木材の主成分であるセルロースを分解・消化出来る訳では無いのです。実は白蟻の胃腸の中にいる原生共生微生物が木材のセルロースを消化して分解することで、漸く白蟻の栄養として吸収されるのです。
しかしこの原生微生物と白蟻が共生している限り木材ばかりか繊維質やコンクリートやゴム質まで侵してしまう恐ろしい害虫です。白蟻の特徴としては、
通常白蟻は床下から梁や柱等の構造材へ侵食していく為、もし小屋裏や二階で白蟻の侵食を発見した場合は、既に住宅全体が白蟻の被害を受けている可能性があります。こうなってからですと白蟻の駆除も大変ですが、住宅自体の被害も大きい為、大規模な構造材(梁や柱)の補強や、場合によっては住宅の建替えも視野に入れないといけません。その辺りの判断基準については、目視や勘・経験だけでは具体的にどこまで侵食されていたかを判断出来ない為、電磁波や超音波等を使用した住宅構造材精密調査が必要になります。但、言い換えると現在白蟻に侵食されてさえいなければ、住宅の床下に白蟻予防を施せばまず大丈夫だと言えますが、白蟻等の害虫が生息しにくい住宅環境を創り上げる事が最も大事なポイントですから、住宅環境管理対策を実地するようにして下さい。
また、4月~5月にかけて白蟻が羽蟻に成って住宅の外に出てきますが、実際は住宅の中で9割以上の白蟻が、構造材の侵食を続け翌年の産卵に備えていますので全く安心出来ません。それどころか御近所に白蟻が生息していた場合は、自分の住宅に引越して来る可能性も高いですから要注意を心掛けて下さい。
白蟻は床下に存在するイメージが強いですが、床下に生息する白蟻を放置しておくと、屋根裏にまで侵入されてしまいます。
屋根裏に侵入しているという事は通し柱やその他の木部全てに白蟻が侵入してしまっている可能性が高いです。
最悪の場合は建て替え以外に対策が無い場合もありますから、屋根裏で白蟻を発見した場合には一刻も早い調査をお勧めします。
シロアリ
シロアリ
シロアリ
シロアリ
ネズミの糞を見つけた場合は、早めに処理をした方が良いでしょう。ネズミの糞には様々な病原体(サルモネラ菌やレプトスピラ菌など)が混じっている事が多く、また床や天井が腐る原因にもなってしまいます。
他にもネズミの糞にはダニが繁殖している可能性も高いので、糞を除去したあとは、きちんと消毒をした方が良いです
高くて乾燥している場所を好むので、小屋裏や壁の中などにいる事が多い。
体長は20~25㎝で、糞の大きさは約6~10㎜です。糞は細くて不揃いな形で、色は灰色や茶色をしています。移動しながら糞をする為、糞は散らかって広範囲にあります。
低くて湿気の多い場所に住み着きやすいので、床下の配管回りなどにいる事が多い。
体長は約25~35㎝で約10~20㎜の糞をします。糞は丸くて太く統一感があり、色は灰色や焦げ茶色をしています。同じ場所にまとまって糞があります。
身体も小さく外敵に狙われやすい事から、狭い場所を好みます。壁の中やタンスの裏などにいる事が多い。
体長は約10~15㎝で、約3~7㎜の糞をします。糞の特徴としては、両端が尖っていて色は茶色で米粒のような糞をします。
ネズミの糞と間違えやすいのが、コウモリの糞とゴキブリの糞です。
コウモリの糞は約5~10㎜で、黒い色をしています。また、コウモリの糞はパサパサしていて崩れ易いのが特徴です。
ゴキブリ(黒ゴキブリ)の糞は約2~2.5㎜で、黒色か茶色をしています。
住宅に営巣するネズミは、どぶネズミかくまネズミかハツカネズミの3種類存在しますが、小屋裏に住み着くネズミは殆どの場合、くまねずみです。
クマネズミの糞の特徴としては、一か所に集中せず撒き散らかしている。
クマネズミの糞の色や形としては細長い(約1㎝)くて、茶色をしているのが特徴的です。コウモリの糞と間違えやすいですが、クマネズミの糞は湿り気があり辺り一面に撒き散らかされています。
ゴキブリの糞はクマネズミの糞に比べてかなり小さいので、目視で十分認識できる場合はクマネズミの糞と考えて下さい。
もし小屋裏にクマネズミの糞を発見した場合には、お気軽に弊社まで御相談下さい。