外 構

外 構

住宅の外構とは、車庫(カーポート)や塀やフェンスやテラスやウッドデッキなどの建物の周辺の構造物全般の総称です。

コンクリートブロックが傾くには下記のような原因が考えられます。

  • 施工当初からの不良(鉄筋の緊結方法や基礎の造り方など)
  • 地盤の不同沈下による塀の傾き
  • 道路からの日常的な振動による塀の劣化や損傷
  • 経年劣化(特に20年以上経過している塀は調査が必要)
  • 地震による影響

塀が一定以上傾いてしまうと振動や地震などの影響で、ブロック塀が倒壊する危険が出てきてしまいます。 倒壊を防ぐには下記のような補修・補強方法がありますが、現在の塀の状態によって可能な補強方法と困難な補強方法が出てきます。
  • 塀の部分的に解体して、控え壁を造る。
  • 鉄骨で塀を囲い込みコンクリートで固める。
  • 塀の中の鉄筋に鍵かけや溶接を施す。
  • 塀の基礎に鉄筋で補強して、抱き合わせの基礎を作る。
  • 塀を解体して新しく作り直す。
基本的には塀に一定以上の傾きが生じたり、大規模や劣化やヒビ割れが発生してきた場合には新たな塀に作り換えた方が安全です。
ブロック塀の傾きを測定
ブロック塀の傾きを測定
ブロック塀の傾きを測定
クラック幅を測定
ブロック塀のクラック幅を測定

ブロック塀

カビと苔の発生
ヒビ割れが発生
塀にヒビ割れが発生
塀に断裂が発生
欠落や欠損
塀に苔が発生
天端に亀裂
ブロック塀にヒビ割れ
ブロック塀にヒビ割れ

擁 壁

擁壁は石やコンクリートやブロックなどで、土の流出を防ぐ為に作った壁状の構造物の事です。
擁壁にヒビ割れや損傷が発生した場合には、早急に補修する必要があります。 しかし擁壁に劣化や瑕疵が見つかった場合には、如何様な対策を講じても抜本的な解決は出来ません。つまり擁壁に施工時の瑕疵でも経年劣化による損傷でも発見した場合には、造り直しを考えなければなりません。
擁壁の種類には、下記のようなタイプが存在します。  

  • コンクリート擁壁(水孔穴を設けておかないと雨水が溜まる原因になる)
  • 連積み式擁壁(コンクリートブロックの間をコンクリート埋める擁壁)
  • 大谷石(重力式)擁壁(石を積み重ねて作られた擁壁)

  他にも、『片持梁式』や『パイル式』や『アンカー式』や『空積み式』などが存在しますが、一般的な住宅では上記のタイプが多いです。  
クラック幅を測定
擁壁にヒビ割れ
ヒビ割れが発生
膨らみ
ヒビ割れが発生
ヒビ割れが発生